2025.11.18

副交感神経が働かないと首肩こりが慢性化する理由をプロが解説

副交感神経が働かないと首肩こりが慢性化する理由をプロが解説

リリーフポートの宮本郁也です。(鍼灸師・国家資格保有)
今回は、「副交感神経が働かないと首肩こりが慢性化する理由」について、より専門的かつ分かりやすくお話します。
首肩こりがずっと抜けない方、呼吸が浅く疲れやすい方、ストレスが身体に出やすい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

◆ 副交感神経が働かないと、なぜ首肩こりが悪化するのか?

多くの方は「首肩こり=筋肉の問題」と思いがちですが、慢性的な首肩こりの多くは自律神経(特に副交感神経)の働きが深く関係しています。
副交感神経は、心拍・血流・呼吸・筋緊張・消化・脳の状態を整える要ですが、現代人はこれが圧倒的に働きにくくなっています。

副交感神経の働きが弱まると…

  • 首と肩の筋肉が常に緊張し、緩まなくなる
  • 脳が過覚醒し、首肩こりを感じやすい状態になる
  • 呼吸が浅くなり、肩で呼吸するため肩こりが慢性化
  • 血流低下で筋膜が硬くなり、首肩こりが治らない体質になる
  • 睡眠の質が低下し、回復する時間が確保できない

つまり、副交感神経が働かないと、筋肉・脳・呼吸がすべて「緊張方向」へ傾き、慢性的な首肩こりが続く身体になります。

 

◆ 迷走神経と首肩こり ― 身体の回復を司る最重要ライン

副交感神経の大部分は迷走神経が担っています。
迷走神経は脳幹から首を通り、胸・横隔膜・胃腸にまでつながる非常に長い神経で、このラインが硬くなると首肩こりは一気に悪化します。

迷走神経が弱ると起きる変化

  • 首の前側〜胸の緊張が取れない → 首肩こりが続く
  • 胃腸の働きが低下 → 自律神経が乱れ、肩こりが悪化
  • 呼吸が浅くなる → 肩の緊張がさらにアップ
  • 脳疲労が取れず、痛みの感度が上がる

このように迷走神経は「首 → 内臓 → 脳」をつなぐ軸。 ここが整うだけで首肩こりの改善スピードは大きく変わります。

 

◆ 首肩こりが強い人ほど、呼吸が浅く・胸郭が固い

副交感神経は横隔膜や肋骨の動きとも密接に関係しています。 胸郭が固く、首で呼吸している人は、100%といっていいほど首肩こりが慢性化しています。

胸郭が固くなる理由:

  • ストレスで呼吸が浅くなる
  • PC・スマホ姿勢で胸が落ちる
  • 自律神経の乱れで横隔膜がうまく動かない

胸郭が動かないと首で呼吸するため、首肩こりはさらに強くなり、悪循環に入ります。

 

◆ 女性は特に「副交感神経が乱れやすい」

女性はホルモンの影響で自律神経が揺れやすく、首肩こりが慢性化しやすい傾向があります。

  • 生理前のイライラ・不安感 → 交感神経優位
  • 冷え性・低血圧 → 血流が悪く首肩こりが増悪
  • 産後のホルモン変動 → 呼吸・姿勢が乱れやすい

特に「常に肩が重い」「首に痛みが残る」は、副交感神経の低下と深く関連しています。

 

◆ 副交感神経を回復させるために必要なこと

副交感神経を高めるには、筋肉だけをほぐすのではなく、神経の回復ルートを整える必要があります。

  • ゆっくり息を吐く呼吸で迷走神経を刺激
  • 胸郭の動きを取り戻し、首への負担を減らす
  • 脳の過緊張を和らげるアプローチ
  • 内臓の緊張を取り、副交感神経の働きを戻す

この4つが揃うと、副交感神経が働きやすくなり、慢性首肩こりが改善しやすい身体になります。

 

◆ 首肩こりを根本から変えるには「神経の整合性」が鍵

首肩こりは筋肉の問題だけではなく、神経の問題が背景にあります。 特に副交感神経が働かないと、首肩こりは改善してもすぐ戻り、「こり体質」になりやすくなります。

リリーフポートでは、評価→施術→再評価を繰り返し、リセット→学習→定着のプロセスを大切にしています。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。

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