2026.05.17

慢性的な首こりと肩こり|大手町での経過記録

慢性的な首こりと肩こり|大手町での経過記録

T様(広島市内在住・デスクワーク中心)は、長年にわたる慢性的な首こりと肩こりにお悩みで、当院にご来院されました。特に左側の首から肩にかけてのこり感が強く、ときに顎の動きにあわせて違和感や軽い音が出ることもあったとのことです。「治ってはいないけれど、ひどい時よりはマシ」という状態のなか、仕事のパフォーマンスへの影響が大きくなってきたことが、専門的に体を見てもらうきっかけになったそうです。本記録は、初回施術での評価・介入・施術直後の変化と、今後の方針をまとめたものです。

来院時の状態

主訴は、左側を中心とする慢性的な首こりと肩こりでした。朝起きた時点ですでに首に重さがあり、デスクワークが続く日は夕方にかけて症状が増していくパターンが定着していました。睡眠は平日6時間前後・休日8時間ほどで、途中で目が覚めることが多く、起床時の疲労感が抜けにくい状態。寝ているあいだの食いしばり傾向も自覚されていました。あわせて、光のコントラストが強い環境で頭痛が出やすい、長時間の画面作業で目の周りが疲れやすい、特定の方向でテレビを見ると視野の周辺が抜けるような感覚がある、といった視覚・自律神経まわりのサインも確認できました。

施術の経過

今回はブレシア®(brascia®/商標登録 第6920621号)の視点から、軸①(脳幹・脳神経経路)と軸②(小脳・大脳基底核)への入力を整えることを中心に施術を設計しました。

評価では、後方からの姿勢チェックで左肩が右肩より約1cm高く、頭部はわずかに右へ傾いた状態でした。首を上に向ける動作は理想的な可動域に対して大きく制限があり、頸椎では特に第3頸椎の動きが顕著に固くなっていました。視覚機能の検査では、近距離での寄り目の余裕不足、瞬間的に対象へ視線を向けて戻す動作の戻り方のブレ、光に対する瞳孔反応の不安定さ(光を当てて小さくなった瞳孔がすぐに大きく戻る)が見られ、軸①レベルでの統合と自律神経の調整の揺らぎがうかがえました。目を閉じた状態でのバランステストでは、身体が右側に傾いて左で修正する反応が反復し、右の前庭系(軸①)からの入力の質が落ちている可能性が示唆されました。触診では、後頭部から首の付け根、肩甲挙筋・僧帽筋上部にかけての持続的な硬さがありました。

施術は、三叉神経への振動刺激で脳幹への入力を整えるところから始め、ビジョントレーニングで眼球運動と視覚処理の質を上げ、続いて深層筋膜マニピュレーションで頸部〜肩甲帯〜下肢の筋膜の連動を整え、最後に鍼治療と電気治療(ハイボルト)を組み合わせて、複数の感覚入力を同時に積み上げる(スタッキング)構成で進めました。

変化のプロセス

施術後の姿勢写真では、左右の肩の高さがほぼ揃い、頭部の傾きも軽減していました。首を上に向ける動作の可動域も施術前より広がり、T様ご自身から「首が軽くなった」「肩の位置が変わった感じがする」という言葉がありました。

視覚機能の再評価では、光に対する瞳孔反応が安定し、光を当てた際に瞳孔が小さくなった状態を保てるようになっていました。これは、光を取り込みすぎる傾向(コントラストの強い環境での頭痛のしやすさ)に対する変化のサインです。寄り目や、瞬間的に対象へ視線を向けて戻す動作も施術前より整っており、軸①〜②レベルでの情報処理の質が動いたことが確認できました。

当院で用意している枕に頭を置いた際にも、「ふだん使っている枕や、朝起きた時の感覚と違う」とおっしゃっていました。これは、首・肩まわりの筋緊張と頸椎の支点(第3頸椎)の動きが変わったことで、同じ枕でも体側の受け取り方が変わったためです。

施術を通じた生活の変化

今回は初回の施術のため、生活面での変化を観察するのはこれからとなります。ただし、肩の高さ・首の可動域・視覚処理・バランス制御という、日中の活動の土台になる感覚が施術直後の時点で変化していたことから、デスクワーク後半の首の重さ、光のコントラスト環境での頭痛のしやすさ、画面を見続けた後の目の疲労感など、日常で繰り返し出ていた不調の出方が、これからの施術の積み重ねで変化していく方向性が見えています。あわせて、首の支点となる頸椎の動きを保つためのセルフエクササイズと、目の周りのマッサージ、就寝前の身体のリセット手順をお伝えしました。

来院頻度・期間の目安

T様は、第3頸椎を中心とした頸椎の動きの制限と、足首・股関節まわりを含む筋膜の硬さが長期にわたって積み重なっている状態のため、初期は週1回程度のペースでの来院をお勧めしました。脳が「新しい状態」を標準として学習し直すには、ある程度の頻度で同じ良い状態を繰り返すことが必要なためです。3〜4ヶ月を1つの目安として、症状の出方を10段階で表したときの体感を2前後まで下げていくことを共通の目標とし、状態が安定してきた段階で月1〜2回のメンテナンスへ移行していくプランで進めていきます。次回以降は、頸椎の動きの再評価と、足首・股関節周りの筋膜への介入を組み合わせていく予定です。

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本症例は、ブレシア®臨床設計に基づく経過記録です。

※この内容は、Emaps株式会社の「リリーフポート整体院 大手町店」での実際の経過をもとに記録しています。
▶ 店舗情報はこちらからご確認いただけます。
https://relief-port.com/

※ ブレシア®(brascia®)は医療行為の代替ではなく、状態把握とケアの質を高めるための独自フレームとして運用しています。

※ 症状によっては医療機関の受診が優先となる場合があります。

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