2025.11.05

「前庭と姿勢」バランス感覚が乱れると首肩こりが悪化する理由

「前庭と姿勢」バランス感覚が乱れると首肩こりが悪化する理由

「前庭と姿勢」バランス感覚が乱れると首肩こりが悪化する理由

こんにちは。リリーフポートの宮本郁也です(鍼灸師・国家資格保有)。

「姿勢を整えても首肩こりが良くならない」「慢性的に肩や首が重い」そんなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
実はこの首肩こり、筋肉の硬さや姿勢の悪さだけでなく耳の奥にある“前庭(バランス感覚)”と神経の働きが深く関係しているのです。
今回は、“前庭と姿勢”のつながりと首肩こりの関係についてわかりやすく解説していきます。

前庭とは?姿勢を支える「バランスの司令塔」

前庭とは、耳の奥にある平衡感覚の中枢で、私たちが立っているときや歩いているときに身体の傾きを感じ取る感覚器です。
この前庭で感じた情報は脳幹・小脳・脊髄を通じて全身に伝わり、筋肉の働きを微調整しながら姿勢を維持しています。
つまり、前庭の働きが乱れると、脳が「体の傾き」を正しく認識できなくなり首や肩の筋肉が過剰に緊張してしまいます。
これが慢性的な首肩こりや姿勢の崩れの大きな原因になるのです。

前庭と首肩こりの神経的なつながり

前庭の情報は、脳幹の前庭神経核を通して、姿勢制御や筋緊張、自律神経にまで影響を与えます。
特に、前庭と迷走神経は密接に関係しており、この神経の連携が乱れると、交感神経が優位になり筋肉が硬くなりやすくなります。
その結果、首肩の筋肉は常に力が抜けない状態となり、血流が悪化して“重だるい首肩こり”を引き起こすのです。
また、前庭の乱れは視覚との協調にも影響し、眼精疲労や頭痛、めまいなども同時に感じやすくなります。

なぜ現代人は前庭機能が低下しやすいのか?

スマホやパソコンを長時間見る生活では、頭の位置がほとんど動かず前庭が受ける刺激が大幅に減少します。
動きが少ないほど、脳が前庭情報を処理しづらくなり、姿勢保持に関わる筋肉が過剰に働いてしまいます。
さらに、ストレスや睡眠不足は自律神経を乱し、脳幹や小脳の働きを低下させ、前庭とのネットワークのバランスを崩します。
このようにして、「動いていないのに首肩こりがひどい」という状態が生まれてしまうのです。

首肩こり改善に必要な“前庭刺激”セルフケア

前庭の働きを整えるには、激しい運動よりも「小さなリズミカルな動き」が効果的です。
神経に安心感を与えながら、脳と身体の連携を再構築していきましょう。

・イスに座り、頭を小さく左右にゆらす(呼吸を合わせてゆっくり)
・目線を上下左右に動かす(首を使わず目だけで)
・1日20分のウォーキングで重力刺激を与える
・深呼吸で迷走神経を整え、胸郭の動きを広げる

これらを継続することで、前庭と自律神経の協調が高まり、首肩こりの根本改善につながります。

まとめ

首肩こりは単なる筋肉の問題ではなく、前庭・姿勢・神経の情報処理の乱れによって起こるケースが多くあります。
リリーフポートでは、筋肉や骨格だけでなく、神経や前庭の働きに基づいた施術で、根本的な身体バランスの改善を目指しています。
「姿勢を意識しても首肩こりが治らない」「常に体が重い」という方は、ぜひ一度“神経の視点”から身体を整えてみてください。

※効果や体感には個人差があります。

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