寝る前のSNSが首肩こりを作る理由をプロが徹底解説
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寝る前のSNSが首肩こりを作る理由|脳・神経の負荷と自律神経の乱れが引き起こす“慢性化メカニズム”
リリーフポートの宮本郁也です。(鍼灸師・国家資格保有)
最近「寝る前のスマホ習慣のせいで朝から首肩こりがつらい」「スマホを見ると肩が上がってしまう」「夜になるほど首肩こりが強くなる」という声を多くいただきます。
実は寝る前のSNSは、単なる“姿勢悪化”だけではなく、脳・神経系・呼吸・自律神経・姿勢制御に深刻な負担をかけ、首肩こりをつくり、さらに慢性化させる大きな要因になっています。
寝る前のSNSが首肩こりを悪化させる根本理由とは?
SNSを見るという行為は「目で情報を見る」だけのように見えて、実際は脳と神経に極めて強い刺激を与えています。この刺激が首肩こりへ直結するメカニズムを、より専門的かつわかりやすく解説します。
スマホの光が脳を覚醒させ、首肩こりスイッチを入れてしまう
ブルーライトは視床下部を刺激し、交感神経を一気に優位にします。本来は寝る前に副交感神経が働き、筋肉がゆるみ首肩こりが回復すべき時間なのに、SNSを見ることで脳が「まだ戦闘モードでいろ」という指令を出し続けてしまいます。
その結果、
- 首肩の力が抜けない
- 肩がすくむ姿勢が癖になる
- 首の後ろや肩甲骨周りの筋肉が過緊張
- 血流が悪くなり、翌朝の首肩こりが悪化
情報処理が“脳の帯域”を圧迫し、首肩こりが脳レベルで慢性化
寝る前のSNSは、脳の前頭前野を強烈に働かせます。特に、
- 大量の情報
- 感情変動を伴う投稿
- 次から次へのスクロール
- 比較・評価の無意識処理
これらが脳の処理能力を圧迫し、脳疲労を悪化させます。
脳疲労が続くと脳幹〜中脳で行われる姿勢制御が乱れ、首肩の筋肉に常に力が入る「慢性首肩こり体質」へ移行します。
SNSに集中すると呼吸が止まり、首肩こりを加速させる
スマホを見る姿勢では、少し前傾になり呼吸が浅くなります。特にSNSは情報量が多く、呼吸が止まる“スクリーンアパニア”と呼ばれる現象も確認されています。
呼吸が浅くなると、
- 横隔膜が働かない
- その代わりに首肩の筋肉が呼吸補助として働き続ける
- 常に首肩こりが起こる
- 胸郭が固まりさらに浅い呼吸に
という首肩こりの悪循環が始まります。
SNSの“感情刺激”が自律神経を乱し、首肩こりが抜けない体へ
SNSには楽しい情報もありますが、同時に、
- 不安になるニュース
- 他人との比較
- 攻撃的な言葉
- 心を揺さぶる映像
など感情を刺激する要素も多く、扁桃体が過活動になります。
扁桃体の興奮は交感神経を強く刺激し、首肩の筋緊張を持続させます。 特に感情ストレスは「肩をすくめる反応」を誘発しやすいため、首肩こりの慢性化に直結します。
翌朝の首肩こりがひどくなる理由
寝る前のSNS習慣で自律神経が乱れると、睡眠中の回復プロセスが働きにくくなります。
- 筋肉の修復低下 → 首肩こりが残る
- 脳疲労が回復しない → 翌日の首肩こりが増強
- 呼吸が浅いまま眠る → 朝から肩に力が入っている
- 前庭(平衡感覚)が乱れる → 姿勢が不安定になり首肩こりが悪化
つまり、寝る前のSNSは“首肩こりを作り、悪化させ、治りにくくする三拍子”といえます。
寝る前のSNSを変えるだけで首肩こりが驚くほどラクになる
スマホをやめる必要はありません。続けやすい工夫が大切です。
- 寝る30分前からスマホを視界から遠ざける
- ベッドにはスマホを持ち込まない
- 代わりに深呼吸や軽いストレッチ
- 照明を暖色にして副交感神経を優位にする
- 明日のタスクを紙に書き出し脳の負担を減らす
これだけで、翌朝の首肩こりが大きく変わる方が非常に多くおられます。
まとめ
寝る前のSNSは、首肩こりを悪化させる“見えない負荷”のひとつです。脳・自律神経・呼吸・姿勢・前庭のすべてに影響し、首肩こりを頑固にし、慢性化させます。
リリーフポートでは、神経学や解剖学などの学術的知見に基づき施術を行なっています。
不調の背景は単純ではありません。生まれ持った身体特性と日々の生活習慣が掛け合わさり、脳神経・自律神経/筋膜・骨格/ホルモン・栄養/臓器機能などに多面的な影響として表れることがあります。
だからこそ私たちは、評価→施術→再評価を重ね、リセット→学習→定着のプロセスを丁寧に進めます。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。