疲れやすいのは脳のせい?脳疲労が首肩こりを悪化させる理由
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こんにちは。リリーフポートの宮本郁也です(鍼灸師・国家資格保有)。
最近、「以前より疲れやすい」「頭がぼーっとして集中できない」「首肩こりがずっと重い」と感じている方が非常に増えています。多くの人は“体力の低下”や“加齢”のせいと思いがちですが、実はその背景には脳疲労(ブレインフォグ)が隠れていることが多く、これこそが慢性的な首肩こりを悪化させる大きな原因になります。
脳疲労とは?現代人を悩ませる“情報処理過多の状態”
脳疲労とは、脳が処理できる情報量を超えたときに起こる“神経システムの疲弊”です。スマホやPC、SNSによる膨大な情報、マルチタスク、常に残る通知。これらの刺激が絶えず脳に入力されることで、脳は休む暇を失い、代謝・神経伝達・血流バランスが乱れていきます。
特に前頭前野の過活動は、自律神経の乱れ・睡眠の質の低下・感情調整力の低下を引き起こし、結果として首肩こりを慢性化させます。
脳疲労が首肩こりを悪化させる理由
自律神経の乱れによる首肩の“持続的な緊張”
脳疲労が進むと交感神経が優位になり、身体は常に戦闘モードに入ります。この状況では、首肩周囲の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋など)が無意識のうちに緊張し、首肩こりが強くなります。ストレッチやマッサージで一時的に緩んでも、神経が緊張状態のままではすぐに硬さが戻ってしまいます。
脳血流の低下が姿勢・筋緊張のコントロールを乱す
脳疲労によって脳血流が低下すると、脳は省エネモードに入り、姿勢保持や筋肉の調整に必要な神経活動が弱まります。その結果、頭部を支える首や肩に負担が偏り、持続的な首肩こりや肩甲骨周りの固さが生じます。
視覚疲労(VDT症候群)が首肩こりをさらに悪化
パソコンやスマホを長時間見続けると、目から脳幹へストレス信号が送られ、姿勢筋が反射的に緊張します。視覚疲労はそのまま首肩こりにつながり、特に“目の奥が痛い”タイプの首肩こりを引き起こします。
前庭(平衡感覚)の疲労が姿勢を不安定にし、首肩に負担をかける
スマホを下向きで操作し続けたり、動画の高速スクロールを見続けると、前庭(平衡感覚)が乱れます。前庭が疲れると姿勢が不安定になり、首肩が過剰に働くため、慢性的な首肩こりへとつながります。
脳疲労が進むと首肩こりが“治らない身体”になる
脳・神経・筋膜が緊張したままでは、首肩こりはどれだけほぐしても再発します。これは「脳が緊張を覚えてしまっている状態」で、根本的に神経を整えない限り改善しにくくなります。
疲れが取れない、眠ってもスッキリしない、朝から首肩こりが重い方は脳疲労のサインと言えます。
脳疲労と首肩こりを同時に和らげるセルフケア
視覚デトックス(30秒目を閉じる)
脳幹が緩み、首肩の緊張も抜けやすくなります。特にデスクワークの方に効果的です。
呼吸をゆっくり吐く(迷走神経を活性化)
鼻から4秒吸い、口から8秒吐く。呼吸が整うだけで交感神経の緊張が落ち、首肩こりが緩みやすくなります。
スマホ時間を“分断する”
脳は連続刺激に弱いため、5〜10分の休憩を挟むだけで首肩こりの負担が大きく減ります。
まとめ
疲れやすさの原因は“体”ではなく“脳”にあることが多く、脳疲労が続くと首肩こりは確実に悪化します。脳神経・自律神経・筋膜・視覚・前庭などが複雑に絡むため、筋肉だけをほぐしても改善しない首肩こりが存在します。
リリーフポートでは神経学や解剖学などの学術的知見に基づき施術を行っています。首肩こりの背景は単純ではなく、身体特性と生活習慣が相互に影響し合い、多面的に不調が現れます。
そのため私たちは評価→施術→再評価を丁寧に重ね、リセット→学習→定着のプロセスで首肩こりが戻らない身体づくりをサポートしています。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。