夕方になると首肩こりが限界になるのはなぜ?プロが徹底解説
目次 ー
こんにちは。リリーフポートの宮本郁也です(鍼灸師・国家資格保有)。
「夕方になると首肩こりが限界まで強くなる」「仕事終わりになると肩まわりがパンパンに張ってくる」こういった声は、本当に多くの方から聞きます。朝はそれほどでもないのに、時間が経つほど首肩こりが悪化してしまう…。実は、これは単なる疲労ではなく、脳や神経、姿勢、眼精疲労などが複雑に絡み合って起きている現象です。
今回は、夕方に首肩こりがピークに達する理由を専門的な観点からわかりやすく紐解いていきます。
夕方になると首肩こりが悪化する理由とは?
姿勢をコントロールする“脳のシステム”が疲れてしまうから
長時間デスクに向かっていると、前頭前野・小脳・脳幹といった姿勢を調整する神経ネットワークが徐々に疲れていきます。すると、正しい姿勢を保つ力が弱まり、少しずつ頭が前へ落ちやすい状態に。
この姿勢の崩れが続くほど、首肩には20〜30kgにもなる負荷が蓄積し、仕事終わりには強烈な首肩こりとして表れます。
眼精疲労が首肩こりを引き起こすから
パソコンやスマホの画面を長時間見続けると、視覚情報を処理する脳幹が過剰に働きます。さらに、目の筋肉が疲労することで、首肩周りの筋肉を支配する神経系に影響が及び、首肩こりが悪化します。
そのため夕方には、首肩こりだけでなく、後頭部の痛みや肩甲骨まわりの重だるさも強まりやすくなります。
呼吸が浅くなり、首肩が“呼吸筋”として働きすぎるから
集中して作業していると、気づかないうちに浅い胸式呼吸が続きます。本来であれば横隔膜が働くはずですが、呼吸が浅くなるほど首肩の筋肉(斜角筋・胸鎖乳突筋)が代わりに働きはじめます。
こうして午後になるにつれ、首肩こりの原因となる筋疲労が積み重なり、夕方にピークを迎えるのです。
自律神経の切り替えがスムーズにいかなくなるから
仕事中はどうしても交感神経が高まり、首肩の筋肉が緊張しやすくなります。本来であれば、夕方にかけて副交感神経が働き、身体がゆるむ方向へ切り替わるはずです。しかし、現代は情報量もストレスも多く、その切り替えがうまくできません。
その結果、首肩こりはさらに悪化し、肩が張りつめたような感覚が夕方に強まります。
脳疲労が進み“痛みの感じ方”が敏感になるから
夕方になると脳の処理能力が落ち、痛みを抑えるための神経機能(下行性疼痛抑制系)が弱まります。すると、同じ筋緊張でも痛みとして感じやすくなり、首肩こりが一気に増したように感じるのです。
これは脳疲労・視覚疲労・姿勢負担が重なる現代人ならではの反応と言えます。
夕方の首肩こりを和らげるために今日からできること
1時間に1回、視覚をリセットする
15秒だけ遠くを見るだけでも、脳幹の緊張が緩み、首肩こりの悪化を予防できます。目と脳の負担を減らすだけで、肩まわりの重さが変わる方は多いです。
ゆっくりとした呼吸で迷走神経を働かせる
鼻から4秒吸って、口から8秒かけて吐く。これを数回繰り返すだけで、首肩の力がすっと抜けていきます。
姿勢を一度リセットする
椅子に深く座り、骨盤を立てて頭がカラダの真上に乗る位置に戻す。わずかな姿勢調整でも、首肩こりの負担は大幅に減少します。
まとめ
夕方に首肩こりが悪化するのは、単なる疲れではありません。脳疲労・姿勢制御の低下・呼吸の浅さ・自律神経の乱れ・眼精疲労など、複数の要因が積み重なって起きている現象です。
リリーフポートでは、こうした首肩こりの背景にある神経学・姿勢・筋膜などの視点から、根本的な改善を行っています。
だからこそ私たちは評価→施術→再評価を重ね、リセット→学習→定着というプロセスを丁寧に進めています。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。